株式譲渡制限会社とは、定款で自社の株式の移転(売買など)について一定の制限を加えている会社のことで、これらの会社では株式の譲渡をするためには会社の機関(株主総会や代表取締役など)の承認が必要になります。
会社の好まない人物に、会社の株式が譲渡されてしまうと株主総会での議決ができなくなってしまったり、最悪の場合には、会社を乗っ取られてしまうということも考えられます。この株式譲渡制限は、そのようなことを防ぐための手段として有効です。
具体的には、定款に以下のように記載します。
■ 当会社の発行する株式を譲渡によって取得するには、株主総会の決議を要する。